季節が逆のオーストラリアの状況を参考にしてみます。

日本はこれから秋冬に向かっていきますが、南半球のオーストラリアはそろそろ冬が終わる時期です。今年のオーストラリアのインフルエンザというと、ほとんど流行がなかったそうです。朗報ですね!
ですが、冬場の方がコロナ重症者の割合が多いとのことです。これは要注意ですね!!

これは今日のリモートの講演会で聞いた話ですが、重症化の要因は飛沫の粒の大きさにありだそうです。夏の間は湿気があるのでなかなか水分が蒸発しないので粒子が大きいままで、すぐに地面に落下し、もし吸い込んでも粒子径が大きいので鼻や喉あたりで止まってしまうのに対し、冬は湿気がないのですぐに水分が蒸発し粒子が小さくなる。それらは空中に浮遊する時間も長く、また吸い込んだ時に奥の方まで入り込みやすいから、肺炎を起こしやすいということでした。夏の方が洗濯物は乾きやすいけどな〜とか、日本海側は冬でも湿気があるんじゃないのかな〜とか突っ込みどころはありますが、そんな話でした。
ということは、換気は最重要と思います(よしばはいつでも窓を開けていますよ)が、室内ではエアコンに加湿器をガンガンにかけて高温多湿を目指すのがいいということになりますね。

この夏の状況を振り返ると、暑い時期だからコロナ感染者が減るということはなかったですが、まだまだほとんどの方がコロナに感染していないことも考えあわせると、冬場は感染される方も重症化の割合も増えることは否めないと思います。

ですが、日本人こそほとんどの方が自覚を持って感染防御対策をがっちりとやっていますし、しっかり続ければ、インフルもコロナもなんとか小さく抑えられるのではと、期待しています。事実昨シーズンは1月第二週からびっくりするほどインフル患者さんが減少したのです。

インフルエンザ予防には、もちろんワクチンがつきものですが、オーストラリアでは、この冬インフルエンザワクチンを200万本増産し、900万本供給したそうです。3178万本と言われる日本に比べて少ないかと思いきや、人口比での供給量は日本の50%弱と比較して、70%と多いです。しかも今年増産分の割合がおおい。日本が7%しか増やさなかったのに比べ、28.5%も増やしていました。なんて素晴らしい!なんて羨ましい!!

最後愚痴で終わるのはなんなので、今日の講演会でちょっと目から鱗の言葉があったので記しておきますが、”自分が移されないことより、(症状がなくても移してしまうウイルスなので)自分は持っているものと思って他人に移さないつもりで行動しましょう”。
大事なのはみんな仲良くお互いを思いやること。with Corona時代、敵はウイルスであって人ではないということです。ワクチンメーカーや厚労省を敵視してはだめってことかな〜 (。-_-。)