この冬に向けての当院の体制をお伝えします(その2)

高熱が出た場合の、当院での診療の流れの基本をお伝えしておきます。

まず初診の際は、鼻水が出る方は鼻をかんでもらってインフルエンザ検査を行います。熱が上がって来てから6時間以上経過してから検査を受けていただくようにします。鼻が出ない場合は、例年ですと鼻の奥に綿棒を突っ込んで検査しますが、今年はそれはやりません。鼻水が取れない方、鼻水検査で陰性だった方は個別に相談します。患者さんからの了承が得られれば、抗インフルエンザ薬を投与して様子を見てもらいます。これが初回に来ていただいた時の流れです。

こちらで良くなってしまえば、再診はなしです。

改善せず熱が続く場合は、再診していただき、コロナウイルス検査をどうしようかという検討に入ります。基本的にコロナウイルスの症状はじわじわ長いのでその時間差で、インフルとの鑑別もつけて行くのを狙っています。細菌感染を併発していそうな方には抗生剤を出しますが、そうではない方については、コロナの検査を依頼するということになります。

なお、70代以上の高齢者や、若い方でも持病のコントロールがついていない方、医療従事者や介護職、保育士さんや幼稚園の先生など他人との密着度が高く感染を広げてしまいそうな方は、当初からコロナ検査を検討します。