睡眠時無呼吸症候群について

1月のクローバーだよりに載せた記事をアップするのを忘れてました!
是非読んでみてくださいね。

さて、今回は睡眠時無呼吸症候群についてお話ししたいと思います。
配偶者の方のいびきがひどいという方はいませんか?
疲れたり、お酒を飲んだ時に、時々出るくらいなら大丈夫なのですが、毎晩盛大にいびきをかく人に多いのがこの病気です。いびきをかいて寝ている人を、10分くらい観察してあげるとわかりますが、しばらく息が止まって、苦しくなるとあえぐような呼吸とともにいびきをかくのを繰り返します。
無呼吸症候群の方は、深い眠りに入ろうとすると呼吸が止まってしまうので、熟睡できず長時間寝ていても万年睡眠不足です。それにより、高血圧や糖尿病にかかるリスクが大きくなり、また心臓の病気で突然死することもあります。

当院で相談を受けた場合には、まずはご自宅で、一晩検査をしてもらいます。検査器具はご自分で装着していただきます。普段ご本人はあまり困っていないかもしれませんが、ご家族からいびきがひどいといわれたら、検査を受けてみてください。

重症と診断された方については、寝ている間に鼻マスクをして止まってきたら空気を送ってくれるような器具を装着して治療することになります。微妙な判断となった方は、詳しい検査を済生会栗橋病院の呼吸器内科さんにお願いしてやっていただきます。この際には1泊2日の検査入院が必要となります。
検査も、治療も患者さんと相談しながら進めますので、安心してください。
少し煩わしい治療ではありますが、慣れてくると安心感でゆっくり寝られ、日中の眠気が出なくなったといわれます。
太り気味の方が多いのも特徴ですので、ダイエットも重要です。栄養士による、食事サポートもできます。

たかがいびきと侮らず、注意してみてみてくださいね。