ワクチン接種進んでいますが、新規感染者は増えています

最近の外来ではかかりつけの高齢者は、”二回終わったよ~”と報告してくれたりで、ほとんどの方がワクチン接種をすまされています。
皆さん、積極的に受けていただいてありがたく思います。

64歳以下の方については、当院の個別接種の枠がすでに埋まってしまい、ほかの施設さんで受けていただく方がほとんどで申し訳ないのですが、まだ様子を見ているという方も多く、進捗状況はまだまだといったところですね。
希望される皆さんの接種が終了するまでは、ワクチン業務は頑張って続けます。強制ではないのですが、是非迷われている方は一歩踏み出して、予約していただけるといいと思います。

その反面、現在診療所レベルでも肌で感じるくらいコロナの感染者は増えています。これまでは、当院ではおおむね月1名程度でしたが、今月はすでに5名以上陽性者が出ました。陽性率も上がっています。
これまでは、流行しているといっても、市中に蔓延しているという印象は全くなかったのですが、この夏は大げさに言ったら例年の冬のインフルエンザ感覚で患者さんが増えていくのかなと非常に危惧しています。重症例は、高齢者のワクチンがいきわたったことで減少傾向ではあるのですが、新型コロナはやはりただの風邪ではありません。若年者でも苦しくなり入院することも少なからずあるので、かからないに越したことはないと思います。

これまで以上に、いつコロナにかかってもおかしくないと思っていただき、特にワクチン接種がまだの方は、家族以外でのマスクを外しての会食や接触は極力避けてください。体調がおかしいと感じたら、無理に仕事に行かず休んでください。良かれと思っていくことでクラスターを作ります。一人一人の想像力、気遣い力でこの状況を乗り切っていけるよう、気をつけていきましょう。