PCR検査キット入りましたので、当日で検査可能です。

コロナ検査の機材が不足しているというお話を先日上げさせていただきましたが
本日48名分入荷しましたので、しばらくは迅速検査が可能となります。
コロナを疑い検査希望される方が多いので、引き続き現状は症状のある方を優先して無症状の濃厚接触者の方の確認の検査はご遠慮いただいています。

高齢者の方の感染もちらほら出始めました。
風邪症状があったり、濃厚接触者のお子さん(例)クラスでコロナの感染者が出ていて学級閉鎖になっている小学生など)を、おばあちゃんに頼んでお世話してもらうなどはしないようにしてください。

明日からは、ワクチン業務も始まります。
冬場で慢性疾患の方たちも調子が悪くなる時期でもありますので、いろいろなことが抜けてしまうことがないよう多方面に気を配りながら診療にあたろうと思います。
何か気になることがあれば、積極的に話してくださいね。

現在PCR検査は、結果お知らせまで4、5日かかります

現在、感染を疑う患者さんがかなり増えてきており、検査件数はうなぎのぼり、毎日のように陽性者がでています。これまでで一番多く、急な増え方です。

当院では院内で15分ほどで検査結果が出るID-Nowという機器があり、PCR検査結果を当日お伝えできていましたが、現在はこのキットが品薄でなくなってしまいました。31日に少し入荷しますが、現在は、抗原検査と検査会社さんへの院外PCR検査を併用しております。
院外PCR検査については急激に検査件数が増えたことにより、結果が出るまで4、5日かかる状況です。抗原検査は、すぐに結果が出るものの、偽陰性の可能性がPCR検査に比べ高めと言われていますので、判断は慎重にした方がいいです。

個人的には、濃厚接触者で症状が出てきた場合の検査は抗原検査で十分拾えると考えて、診断までの時間を優先しています。それ以外の方での疑い患者さんの場合は、時間はかかりますがPCR検査でと考えています。症状のない濃厚接触者の方は、そのまま自宅で自己隔離をしていていただき、検査は控えていただくと助かります。理由として、もしも幸い陰性だったとしても、どのみち10日間は外出できませんし、その間に症状が出て来れば結局繰り返して検査することが必要となり、無駄な検査となってしまうためです。

ちなみに濃厚接触者の濃厚接触者(例(太字の人が対象です):お子さんがコロナにかかってしまったA子さんの同僚で、いつも一緒にご飯を食べているB子さん、弟がコロナにかかってしまったC夫さんの友人で、その頃一緒に飲み会に行ったD夫さん、お母さんがコロナにかかってしまったK子さんの仲良しのお友達M美さん)は、症状には気を付けて不要な外出はもらいますが、自己隔離(学校や会社を休む)は特に必要ありません。どうしても心配な方は症状がなければ薬局さんで検査をしてくれるところがありますが、こちらも今は検査が立て込んでいて、結果まで時間がかかるようです。

なんだかんだ言っても、これだけ急に感染が広がると検査の資源が足りません。臨機応変に、その時に一番必要な方に対して、より早く検査結果がわかるように工夫したいと思っています。今のところは、検査結果が出てお電話するときに症状を伺うと熱が下がってきていますとかよくなってきている方が多いのですが、待っている間に悪化してきてしまった場合には、こちらに連絡いただいて大丈夫ですので焦らずお待ちください。

よろしくお願いいたします。

オミクロン株と3回目のワクチンについて

もう1月も半分過ぎてしまいそうな勢いですが、今年初めての投稿です。今年も皆さんの健康を少しでもサポートできるといいなと思って、頑張っていきたいと思います。

年明けから一気に増えたオミクロン株ですが、私たちはもうコロナを予防できる方法を知っています。外出時のマスク(人がいないところでは外してもOK、特にマスクを外して人と喋らないことは大切)、アルコール等での除菌、帰宅後の手洗い(個人的にはうがい、洗顔も有効と考えてます)です。風邪症状がある時には、家で休むのがエチケットです。
お店入り口でのアルコール消毒は、私自身も秋はときどき怠っていました。少し油断できていた部分を引き締めて、お互いに今一度徹底するようにしていきましょうね。

そんな中、やはり3回目のワクチンについては(感染を防ぐ効果は株の変異に伴って落ちているようですが)特に高齢者は重症化を防ぐと言った意味で早めに接種することは重要と思います。久喜市でも順次接種券が郵送されていて、自宅に届いた時点ですぐに申し込み可能です。
よしば診療所でも、2月から一般の方への接種を日曜を含め再開しますが、すでに外来の患者さんで”予約したわよ”と話してくれる方もおられます。枠は月、火、水、金は18名ずつ、土は6名、日は75名とたくさん作りました。ウイークデーはファイザーワクチン、日曜日はモデルナワクチンで登録しています。どちらもmRNAワクチンで効果に大きな差はないと考えています。

さらにもうじき外来でウイルスをやっつける、インフルエンザのタミフルのような薬も私たち開業医でも処方できるようになります。今は、どこの薬局でも在庫があるというわけではなく、処方時に患者さんの同意が必要だったり、適応の症例かどうかの厳格な申告や処方時の報告が必要だったりで、タミフルのように気軽に処方できるわけではないのですが、この武器があるとないとでは全然違うと思います。現在うちの診療所でも登録手続きを進めているところです。