今シーズンで一番インフルエンザが多かったです。

ニュースでもやっている通り、インフルエンザ大流行中です。
現在流行中はAですが、当院でもAしか出ていません。

特に午前中は高熱の患者さんで混雑しておりますので、
余裕のある方は午後の来院をお勧めします。

特に朝起きて高熱になったばかりの方は、まだ検査で捕まえられない可能性が高く
検査自体は診断に必須ではないのですが、感染者と1,2日前にがっちり接触しているのでなければ
出来るだけ確かめたいところですので、焦らず午後に来ていただいた方が確実に診断できます。

また予防ですが、
風邪以外の症状で受診の方も、出来るだけマスクを着用しての来院をお勧めします。
忘れてしまって希望のある方にはお配りしています。
帰宅したら手洗いをしっかり、一応うがいもしてください。

動脈硬化について

今回のクローバーだよりに載せた記事です。

今年はインフルエンザAが猛威を振るっているところですが、皆様人込みへの外出時のマスク、帰宅時の手洗い、おうちの中の加湿など心掛けてください。

では、以下が記事になりますので、是非どうぞご覧ください。

血管についてお話ししたいと思います。歳をとると誰でも少しずつ血管も老いてきます。具体的には血管が分厚くなり、硬くなり、内側の壁がデコボコしてきます。

高血圧や高脂血症、糖尿病、慢性腎臓病があるとそれに加えて、
血管の壁の中に脂が溜まって細くなったり、
壁がもろくなり破れやすくなったり、
カルシウムが溜まってカチカチに硬くなったりしてしまいます。
その中でも喫煙されている方はさらにワンランク動脈硬化を進めると言われます。
タバコを吸っている方はお年寄りも老けて見える方が多い印象です。

☆血管が詰まる→梗塞と言います。心筋梗塞、脳梗塞が代表的です。
 詰まってしまった血管の先には血流が行かないので、組織が死んでしまいます。
☆血管が破れる→出血です。脳出血が代表的です。
血液で周りの組織が圧迫されると、やはり組織が死んでしまいます。

今は薬のおかげで極端な高血圧の方は激減し出血は少ないですが、高齢化や食事の欧米化で血管が詰まる方はまだまだ多いのが現状です。
梗塞が起きた場合は、数時間単位での治療が明暗を分ける場合が多いので、できるだけそのような緊急事態にならないように、日頃から基礎疾患の治療を続け、予防して行くことが肝心です。

全く持病のない方は少ないですが、一病息災という言葉もあるように、コントロールできていればそれほど怖いことはありません。私の方では、とても気になっている方に都度血管の評価をお勧めしていますが、一度評価してみたいと希望がある方は遠慮なく相談してくださいね。