今年のバラの総括

今年のバラももう終わりです。ここ数年カミキリムシの被害で弱っている株が多かったですが、だいぶ復活の兆しがあり、きれいに咲いてくれました。少しずつ新しい品種を植えています。昨年はオデュッセイア、真紅でひらひらした花弁が素敵な品種です。今年はケルナーフローラを新しく迎えました。病害虫に強く、桃色のカップ咲でかわいらしい品種です(写真を撮り忘れてしまいました)。

グランドカバーもだんだんといい感じになってきて、気に入った庭になりつつあります。今はドクダミが可憐に咲いてますよ~

これから暑くなってくると、虫が嫌でついさぼりがちになりますが、できるだけ秋も見ごたえがあるように、手入れを続けられたらと思います。

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屋外でのマスク外していいでしょうか?

今日は内科学会の教育講演会があり、webで視聴しました。色々確信したので、今回ふたつ皆さんに発信します。

1)屋外マスク問題。

まずはどのようにコロナが人にうつるかのおさらいしてみましょう。
多くが
●くしゃみ、咳、会話でのつばなど、直接しぶきを受けて起きる飛沫感染です。
ほかに
●しぶきを直接を浴びたわけではなく、それらの細かい粒が、密封空間などに密度濃く漂っているのを吸い込んで起きるエアロゾル感染
●鼻をかんだティッシュペーパーや食べ終わった食器類などにべたっとくっついたウイルスを触り、その手で目、鼻、口に触ることでウイルスが体の中に入る接触感染あります。(手についただけなら発症しませんよ、なので手洗いはとっても大切)

さて、外を一人で歩いていてコロナに感染するでしょうか?上記の感染経路をしっかり想像してもらったらわかると思いますが、絶対しないです!!

外でも目の前に人がいておしゃべりすれば飛沫感染のリスクがあるのでマスクは必要ですが、誰もいないところでウイルスがウヨウヨ漂っているわけはありません。エアロゾル感染は屋外の広いところでは起きないのです。

答)誰も近くに人がいない屋外ではマスクはしなくてOK

私も、庭の手入れやゴミ出しではマスクはしないですし、外を歩くときには腕にマスクは引っ掛けてはいますが、つけてはいません。

2)感染後のワクチン問題

すぐに打って悪いことはないそうですが、少し副反応が出やすい可能性と、抗体が作られたものがまだ残っているため、3ヶ月経過を目安に次のワクチンを打つのが妥当とのことでした。これまで一ヶ月くらいでOKとお伝えしていましたが、流行状況が現状くらいで比較的落ち着いているのであればそれくらい開けても良さそうです。かといって3ヶ月後の時点では接種自体が一旦終わってしまっている可能性もあるのでここは微妙なんですが。。。

ちなみによしば診療所では、5月いっぱいで3回目のワクチン業務を終了する予定です。6月になると通常の診療に加え、特定健診が始まって忙しくなりすぎること、すでに重症化しやすい高齢者はほぼ打ち終えたと考えることからです。4回目は60歳以上の高齢者と、18〜59歳の重症化リスクのある持病をお持ちの方が対象となりますが、まだいつ頃から始めるかは連絡がありません。

さらにちなみに、わがよしばスタッフで定期的に抗体価を測定しており、つい一昨日にも検査しましたが、皆まだ2回目の時の10倍程度抗体を保持しています。毎日コロナ患者さんを拝見する身としては、(重装備しているのでかかるリスクは限りなく0に近いですが)気持ちはグッと楽になります。

3回目ワクチンもだいぶ進んできました。

2月から始まった一般の方への3回目のコロナワクチン接種、昨日はモデルナでしたが、初めて予約枠が少し余りました。
これまでかかりつけの方には、こちらの枠が埋まってしまって他で打ちましたとおっしゃる方も多く、申し訳なく思うこともあったのですが、おおむね皆さん接種が完了してきて、だんだんと若い方にシフトしてきています。

4回目はやるんですか?と患者さんに聞かれることもあります。医師としてはこういう発言はまずいかもしれないのですが、内心はそろそろ全員一律ではなく、高齢者や持病のある重症化リスクのある方、エッセンシャルワーカー、希望者のみにシフトしていってもいい気がしています。

株が変わってきたことで発症リスクを下げる効果は落ちてきたといわれています。実際当院でも毎日3名平均くらいで患者さんが出ていますが、2回3回と受けている方でもコロナにかかっています。とすると、コロナワクチンの目的は重症化予防ということになります。発症をがっちり予防できるなら、すべての規制、自粛を撤廃するために全員接種をさらに進めてもいいかもしれませんが、、、。

とはいえ、死亡率を考えたらインフルエンザの20倍くらいあるので(コロナが現在日本で0.4%、インフルは0.02%)、リスクの高い方が大量に罹患したら大変なことになります。例えば例年のインフルエンザを想定し、年間1500万人感染者が出たら年間6万人の方がお亡くなりになる計算ですので、リスクの高い方がワクチン接種を行って、重症化を阻止することは意味があると思います。

また人込みでのマスク着用とか、手洗いなどはこれからも習慣づけて続けることは、それほど違和感はないと思います。体調が悪いときに無理して仕事に行くことは、むかしはえらいな~なんて思われましたが、今後はダメなこととしてがっちり定着していくべきですね。もちろん無理して遊びに行くのは絶対ダメ。

でも、人同士のふれあいはもっと復活させていきたいです。友人と飲みにも行きたいし、趣味の習い事や、スポーツ、ライブへの参加、旅行なども行きたいです。SNSがあるので、なんとなくの交流はできますが、やはり対面で何かするのとは全然違いますもんね。

たぶん、感染症全体での死者数は、コロナ流行のおかげでかなり減っていると思います。コロナが落ち着いても無理のない範囲で、感染予防を続けていくといいと思います。

色々この先の落としどころを探りつつの雑感でした。

 

チームよしば、3回目のワクチンで抗体いっぱいつきました!

3回目のワクチン後にどれくらい抗体がついているか、スタッフ一同、接種後二週間で検査してみました :-)

結果、8名中5名がMAXの9999.99で、残りの3人も7000以上と
2回目が終わって半年たった平均の値に比べ10倍以上になりました!!
オミクロン株に対しては、感染を防ぐ効果は低いと言われますが、
これだけ抗体が上がってくれていれば、万が一かかったとしても軽ーくすみそうです。

3回目のワクチンについては、(医者がこんなことを言っては非国民と言われるかもしれませんが)、30代くらいまでの若い人であまり高齢者と接触がないような方は無理に打たなくてもいいような気がします。大丈夫とは言われていますが、新しい仕組みのワクチンなので、若い人程この先の人生が長く、長期的な体への影響が気になります。
逆に高齢者は先々の心配よりも、目先のコロナ重症化予防が大事だと思います。オミクロン株は軽いとはいえ、ここ数日全国で200名以上の死亡者が出ています。モデルナとファイザーは大きな違いはないと思いますので、どちらでも早く受けられる方で是非予約してください。

そしてコロナウイルスの飲み薬ですが、高齢者に何名か処方しました。非常にいい感触で、熱を下げる力(多分ウイルスを減らす力)はすごくありそうです。
症状の特徴としては喉の痛みと38度以上の熱が多いですが、皆さんすぐに解熱しています。適応のある方には、積極的に処方していきたいと考えています。

PCR検査キット入りましたので、当日で検査可能です。

コロナ検査の機材が不足しているというお話を先日上げさせていただきましたが
本日48名分入荷しましたので、しばらくは迅速検査が可能となります。
コロナを疑い検査希望される方が多いので、引き続き現状は症状のある方を優先して無症状の濃厚接触者の方の確認の検査はご遠慮いただいています。

高齢者の方の感染もちらほら出始めました。
風邪症状があったり、濃厚接触者のお子さん(例)クラスでコロナの感染者が出ていて学級閉鎖になっている小学生など)を、おばあちゃんに頼んでお世話してもらうなどはしないようにしてください。

明日からは、ワクチン業務も始まります。
冬場で慢性疾患の方たちも調子が悪くなる時期でもありますので、いろいろなことが抜けてしまうことがないよう多方面に気を配りながら診療にあたろうと思います。
何か気になることがあれば、積極的に話してくださいね。

現在PCR検査は、結果お知らせまで4、5日かかります

現在、感染を疑う患者さんがかなり増えてきており、検査件数はうなぎのぼり、毎日のように陽性者がでています。これまでで一番多く、急な増え方です。

当院では院内で15分ほどで検査結果が出るID-Nowという機器があり、PCR検査結果を当日お伝えできていましたが、現在はこのキットが品薄でなくなってしまいました。31日に少し入荷しますが、現在は、抗原検査と検査会社さんへの院外PCR検査を併用しております。
院外PCR検査については急激に検査件数が増えたことにより、結果が出るまで4、5日かかる状況です。抗原検査は、すぐに結果が出るものの、偽陰性の可能性がPCR検査に比べ高めと言われていますので、判断は慎重にした方がいいです。

個人的には、濃厚接触者で症状が出てきた場合の検査は抗原検査で十分拾えると考えて、診断までの時間を優先しています。それ以外の方での疑い患者さんの場合は、時間はかかりますがPCR検査でと考えています。症状のない濃厚接触者の方は、そのまま自宅で自己隔離をしていていただき、検査は控えていただくと助かります。理由として、もしも幸い陰性だったとしても、どのみち10日間は外出できませんし、その間に症状が出て来れば結局繰り返して検査することが必要となり、無駄な検査となってしまうためです。

ちなみに濃厚接触者の濃厚接触者(例(太字の人が対象です):お子さんがコロナにかかってしまったA子さんの同僚で、いつも一緒にご飯を食べているB子さん、弟がコロナにかかってしまったC夫さんの友人で、その頃一緒に飲み会に行ったD夫さん、お母さんがコロナにかかってしまったK子さんの仲良しのお友達M美さん)は、症状には気を付けて不要な外出はもらいますが、自己隔離(学校や会社を休む)は特に必要ありません。どうしても心配な方は症状がなければ薬局さんで検査をしてくれるところがありますが、こちらも今は検査が立て込んでいて、結果まで時間がかかるようです。

なんだかんだ言っても、これだけ急に感染が広がると検査の資源が足りません。臨機応変に、その時に一番必要な方に対して、より早く検査結果がわかるように工夫したいと思っています。今のところは、検査結果が出てお電話するときに症状を伺うと熱が下がってきていますとかよくなってきている方が多いのですが、待っている間に悪化してきてしまった場合には、こちらに連絡いただいて大丈夫ですので焦らずお待ちください。

よろしくお願いいたします。

オミクロン株と3回目のワクチンについて

もう1月も半分過ぎてしまいそうな勢いですが、今年初めての投稿です。今年も皆さんの健康を少しでもサポートできるといいなと思って、頑張っていきたいと思います。

年明けから一気に増えたオミクロン株ですが、私たちはもうコロナを予防できる方法を知っています。外出時のマスク(人がいないところでは外してもOK、特にマスクを外して人と喋らないことは大切)、アルコール等での除菌、帰宅後の手洗い(個人的にはうがい、洗顔も有効と考えてます)です。風邪症状がある時には、家で休むのがエチケットです。
お店入り口でのアルコール消毒は、私自身も秋はときどき怠っていました。少し油断できていた部分を引き締めて、お互いに今一度徹底するようにしていきましょうね。

そんな中、やはり3回目のワクチンについては(感染を防ぐ効果は株の変異に伴って落ちているようですが)特に高齢者は重症化を防ぐと言った意味で早めに接種することは重要と思います。久喜市でも順次接種券が郵送されていて、自宅に届いた時点ですぐに申し込み可能です。
よしば診療所でも、2月から一般の方への接種を日曜を含め再開しますが、すでに外来の患者さんで”予約したわよ”と話してくれる方もおられます。枠は月、火、水、金は18名ずつ、土は6名、日は75名とたくさん作りました。ウイークデーはファイザーワクチン、日曜日はモデルナワクチンで登録しています。どちらもmRNAワクチンで効果に大きな差はないと考えています。

さらにもうじき外来でウイルスをやっつける、インフルエンザのタミフルのような薬も私たち開業医でも処方できるようになります。今は、どこの薬局でも在庫があるというわけではなく、処方時に患者さんの同意が必要だったり、適応の症例かどうかの厳格な申告や処方時の報告が必要だったりで、タミフルのように気軽に処方できるわけではないのですが、この武器があるとないとでは全然違うと思います。現在うちの診療所でも登録手続きを進めているところです。

よしばのスタッフ、まだコロナ抗体しっかり持ってますよ

よしばのスタッフ5月19日には二回目のコロナワクチンが終わっていましたが、12月3日にみんなに協力してもらい、半年後の抗体の残り具合を検査してみました。

結果、8名すべてまたしっかり抗体を持っています。うちで頼んでいる検査会社の基準では132以上あれば、血清療法に使えるくらい立派な量ですが、最低の人で235、最高の人は1250ありました。平均657  :-) です。(どや~)

実は接種3週間後、3か月後でも測定していたのですが、当初の値から3か月後は結構下がりましたが、今回は下がり幅は少なく、結構残ってるな~とほっとうれしい感じです。

うちのスタッフは40代50代なので、高齢者はもっとそもそもの抗体産生が少なかったり、下がりが早かったりするかもしれません。なので、比較的若い人限定かもしれませんが、私たち世代以下の人たちは、慌てて半年後で3回目の接種をしなくても大丈夫ではないかと思います。8か月後で十分な気がします。スタッフは1月に追加接種、患者さんには2月から本格的に3回目の接種を始めるつもりで準備をしていますが、やはりワクチンは効果があるので、焦らず、確実に3回目を受けてください。

この冬も大規模な忘年会や新年会などはもう少し我慢した方がいいかもしれませんが、今年は家族単位での旅行や、帰省などは比較的できそうですね。オミクロン株が弱毒のタイプだといいなあと思います。これはまだ情報が少ないので何とも言えないです。

コロナは落ち着いていますが寒いので、ウイルス性胃腸炎や、のど風邪などは結構流行っています。引き続き調子が悪い方は、無理して外出しないよう心掛けてください。

もう少しでコロナワクチン予防接種終了します。

長かったなあ、、、というのが一発目の感想です。
今週のウイークデーと来週までの日曜日のあと2回を残して当院での接種は完了となります。最後まで事故なく無事にやり遂げたいと思います。

今後まだ打たれていない方で希望がある場合は、しらさきハートクリニックさん、15歳以下の方は土屋小児科さんで受け付けているので、引き続き市の電話窓口、ホームページから申し込んでください。

そして早くも来週15日には、3回目ワクチンの説明会が開催されます。次回は1回ずつだけですし、コロナワクチンを受けたことがある方への追加接種になりますので気は楽ですが、、、また頑張らなくちゃと思います。

最近はお子さんの風邪が若干増えてきて、高熱の方も見えています。インフルエンザは今のところ出ていませんが、例年より遅く流行したりする可能性もあるのかなあなんて思っています。コロナ流行る⇒インフル落ち着いたという因果関係がありそうだったので、コロナ落ち着く⇒待っていたかのようにインフル流行るという流れもちょっと要注意かなと思っています。

 

インフルエンザワクチンについて

インフルエンザ予防接種ですが、今年はコロナワクチンと並行して打つことになるため、10月中に開始せず11月1日からとしました。11月前半までコロナワクチンもやっているので、それまでは本当に申し訳ないのですが、ある程度接種数を限定しており、ご迷惑をおかけしています。
コロナとインフルを打ち間違えるといった事故も聞いているので、そこは最も重要と考えますが、慎重に絶対に間違えないようにやっています。

11月後半からはインフルのみになるので、接種をふやしたいと思います。よろしくお願いいたします。

今シーズンワクチンの入荷量は、昨年の80%なのですが、ワクチンの出荷時期も遅めで12月後半にもかなり入荷する予定です。例年本格的な流行は正月明けくらいからなので、年内いっぱいに受けていただければ、おおむねシーズンをカバーできます。焦らずお待ちいただくのも一考です。