新元号は令和ですね

昨日の新元号発表、”令和”になりましたね :-) 。私は頭文字Kで予想していたので外れ、診療所のスタッフもいろいろ考えていたのですが、だれも一文字も当たりませんでした 。”れいわ”、響きが女性的できれいな感じです。年齢計算など面倒なことも多い元号ですが、せっかくの日本の伝統なので、改まった場ではぜひ使い続けたいと思います。

さて、今回のクローバーだよりに載せた記事は予防接種のまとめです。新年度が始まりましたので、皆さん確認してみましょう。

【子供編】 まず、赤ちゃんに打てるワクチンがずいぶん増えました。0歳のうちに必ず済ませるものは、ヒブ(インフルエンザ菌)、肺炎球菌、B型肝炎、四種混合(破傷風、ジフテリア、百日咳、ポリオ)、BCG(結核)ワクチンです。任意接種となりますが飲むワクチンでロタ(ウイルス性胃腸炎)も予防できます。1歳になると麻疹風疹混合、水ぼうそうワクチンがあります。任意接種ではおたふく、インフルエンザウイルスも出来るようになります。3歳になると日本脳炎が始まります。最近の赤ちゃんは一度に4本程度まで接種するので、私世代のお母さん方からするとびっくりだと思いますが、その都度次回いつごろどんなワクチンが打てるかをご案内していますので、それに従って進めてもらえればバッチリです。

育ってくるとついつい忘れてしまいがちですが、小4、小6でも日本脳炎や二種混合(破傷風、ジフテリア)が入りますので、しっかり受けてください。

【大人編】 以前から65歳以上の高齢者にはインフルエンザウイルスのワクチンが奨励され補助が出ていますが、数年前から新しく肺炎球菌ワクチンも補助が出るようになりました。5歳刻みで65歳以上の高齢者が対象となります。これまでの5年間実施で一回りしたため、今年からは65歳の方のみに絞るところだったのですが、まだまだ打てていない方が多いとのことで、今年度以降も一度も接種していない70.75.80・・・歳の方に引き続き補助が出るそうです。

また今のところ3年間限定ですが、1962年4月2日~1979年4月1日生まれの男性に抗体検査の上、麻疹風疹混合ワクチンの補助が出るようになりました。

また50歳以上の方には水ぼうそうワクチンを受けておくことをお勧めします。帯状疱疹の予防のためです。

ワクチンは煩わしいと思われがちですが、様々な感染症の予防、特殊なものとしては癌の予防にもなりますので、是非積極的に受けてください。

水ぼうそうが流行っています

3月中旬に第一陣で7歳のお子さんたちが数人受診されましたが

この週末にその方たちからの感染と思われる患者さんがまた数人見えています。一回予防接種を受けているお子さんもかかっている場合があります。

水ぼうそうは潜伏期が二週間くらいですので、少し間が空くのですが、空気感染でとても移りやすい感染症なので、要注意です。

久喜駅東側を中心として小学生の皆さんは、朝起きた時に体にぽつっと2,3か所で来ていたら、一日学校を休んで様子を見てもらうくらいのつもりで対応してもらえると助かります。週明け辺りまで第二陣の発症が心配です。

昨日新たに感染した場合は、第3陣として4月5日くらいから症状が出てくるのでそのころに特に気を付けてください。ちょうど学年最初の登園、登校と重なる時期なので休ませたくないのが人情だと思いますが、気を付けて観察してもらえると助かります。

尚、水ぼうそうは平成26年10月1日より定期接種化されており、それ以降に1歳になったお子さんは2回予防注射を受けていると思います。二回接種している場合は、非常にかかりにくいと思いますが、周辺地域の園児さんや、中学生のお子さんなども少し気を付けてください。

 

スギ花粉症の舌下免疫、効果ありです。

数年前から始まった、スギ花粉症の舌下免疫療法ですが、

昨シーズンから、錠剤のシダキュアというお薬が加わりました。
今シーズンこれまで患者さんの経過を見てきて、
これまでの薬より早く効果が出ていると実感しています。
まだ1年目なので、”それほど変わらないですよね?”と伺うと、
かなり食い気味に”いや、だいぶ楽なんですよ”と言ってくれる方がこれまでの薬より断然多いです。

実は、私の息子も花粉症がひどく(採血でクラス6と振り切れてます)、秋の終わりごろから始めていて結構やり忘れる日も多い(うちの患者さんの中では断トツで不真面目)にもかかわらず、今シーズンは楽そうにしています。シーズン初めは気を使って洗濯物を部屋干ししていましたが、最近は外に干しています。

今のところ新薬の扱いで二週間ずつしか処方できないため、治療している方には面倒をおかけしていますが、
この5月からは、長期処方ができるようになり慣れてきた方はさほど通院しなくて済むようになります。

スギ花粉で今絶不調の方は、シーズンが終わった夏以降にご相談ください。

 

高血圧の講演会に行ってきました。

少し前になりますが、先週木曜に高血圧の講演会に出てきました。

4月から高血圧のガイドラインが少し変わるので、そちらの話も出てきました。

最近は特にアメリカで高血圧の診断基準が厳しくなり130代は高血圧ということになりました。日本ではそこまで引き下げないですが、130代は高値血圧(苦肉の策のネーミングですね)とのことで気持ち的には120代を目指したい方向です。

私自身はこれまで夏は120代、冬は130代が出ていても仕方ないかな、120を切ったら少し薬を減らす方向でと考えてやってきました。血管自体は血圧が低ければ低いほど、しなやかに保てるわけですからとくにまだ血管が傷んでいない若い患者さんを中心に、もう一歩踏み込んで進めていこうと思いました。
ただ、やはり血圧が下がるとだるいとか立ち眩みがするとか、ふらつくといった症状が出てしまう方もいます。そのような方は焦って下げず、少しずつ、出来る範囲で下げていかないと、薬を飲むのがつらくなってしまいます。その辺りをしっかり把握して個々の患者さんに見合った降圧目標をしっかり立てていきたいと思います。

 

午後はのんびりしています。

インフルエンザはひとまず落ち着き、

花粉が飛ぶのもまだ少ないため

慢性疾患の予約患者さんがほとんどの午後は久しぶりにのんびりしています。

先日、50歳にリーチがかかった誕生日で、スタッフからスパ、エステのチケットをプレゼントしてもらいました。東京の贅沢なホテルで受けられるらしいんですが、嬉し恥ずかし。只今、いつ、どこに行こうかと妄想中です。

・・・そんなことより、今年もちゃんと人間ドックに行かなくちゃ。
私が元気じゃないと、皆さんの健康のお手伝いなんてできませんものね。

今年の花粉量はどうでしょう?

https://tenki.jp/pollen/3/14/

検索すれば、埼玉県各地の本日の花粉の飛散量が出てくるページです。

昨年はスギ花粉も多く、さらにヒノキ花粉が非常に多く、花粉症のある方はつらいシーズンだったと思います。
今年度は、例年並みか少し多いくらいで、去年に比べれば楽だと思います。

ピークは3月ですが、バレンタインあたりから本格的に飛び始めますので
花粉症の方はそろそろ心の準備を。
・マスク着用
・洗濯物や布団の外干しは考えて
・花粉がたっぷりつきそうなモコモコなセーターなどはアウターとして着ない、ペラペラのウインドブレーカーのような感じがベター

インフルエンザもまだまだ大流行中です。引き続きそちらも予防してください。

今シーズンで一番インフルエンザが多かったです。

ニュースでもやっている通り、インフルエンザ大流行中です。
現在流行中はAですが、当院でもAしか出ていません。

特に午前中は高熱の患者さんで混雑しておりますので、
余裕のある方は午後の来院をお勧めします。

特に朝起きて高熱になったばかりの方は、まだ検査で捕まえられない可能性が高く
検査自体は診断に必須ではないのですが、感染者と1,2日前にがっちり接触しているのでなければ
出来るだけ確かめたいところですので、焦らず午後に来ていただいた方が確実に診断できます。

また予防ですが、
風邪以外の症状で受診の方も、出来るだけマスクを着用しての来院をお勧めします。
忘れてしまって希望のある方にはお配りしています。
帰宅したら手洗いをしっかり、一応うがいもしてください。

動脈硬化について

今回のクローバーだよりに載せた記事です。

今年はインフルエンザAが猛威を振るっているところですが、皆様人込みへの外出時のマスク、帰宅時の手洗い、おうちの中の加湿など心掛けてください。

では、以下が記事になりますので、是非どうぞご覧ください。

血管についてお話ししたいと思います。歳をとると誰でも少しずつ血管も老いてきます。具体的には血管が分厚くなり、硬くなり、内側の壁がデコボコしてきます。

高血圧や高脂血症、糖尿病、慢性腎臓病があるとそれに加えて、
血管の壁の中に脂が溜まって細くなったり、
壁がもろくなり破れやすくなったり、
カルシウムが溜まってカチカチに硬くなったりしてしまいます。
その中でも喫煙されている方はさらにワンランク動脈硬化を進めると言われます。
タバコを吸っている方はお年寄りも老けて見える方が多い印象です。

☆血管が詰まる→梗塞と言います。心筋梗塞、脳梗塞が代表的です。
 詰まってしまった血管の先には血流が行かないので、組織が死んでしまいます。
☆血管が破れる→出血です。脳出血が代表的です。
血液で周りの組織が圧迫されると、やはり組織が死んでしまいます。

今は薬のおかげで極端な高血圧の方は激減し出血は少ないですが、高齢化や食事の欧米化で血管が詰まる方はまだまだ多いのが現状です。
梗塞が起きた場合は、数時間単位での治療が明暗を分ける場合が多いので、できるだけそのような緊急事態にならないように、日頃から基礎疾患の治療を続け、予防して行くことが肝心です。

全く持病のない方は少ないですが、一病息災という言葉もあるように、コントロールできていればそれほど怖いことはありません。私の方では、とても気になっている方に都度血管の評価をお勧めしていますが、一度評価してみたいと希望がある方は遠慮なく相談してくださいね。

HPVワクチンについて

週末はウイルス性肝炎関連の研修会で浦和へ、夕べはワクチンの講演会で越谷へと、ここのところ頑張って勉強しています。

HPV(人パピローマウイルス)ワクチン、積極的な接種の勧奨が控えられてはや5年半が経過しています。
現状はどうなっているのか、自治医大埼玉医療センターの今野先生の講演を聞きに行ってきました。

子宮頸がんは癌はHPVというウイルスによって引き起こされる感染症が原因の癌です。
40代でなくなる方が割合的に多く、非常に若い方の癌です。
上皮内癌になる方の平均年齢は35歳とのことです。
年間こちらの癌で3000名の方が他界されています。
ZARDのヴォーカルだった坂井泉さん、進行がんで自ら命を絶たれたのが私としては衝撃的な記憶で残っています。

2015年での子宮がん検診を受けた若年女性の疫学研究をおこない、予防接種を打った方には現時点のワクチンでも69%の効果が出ていると、
今年の5月に今野先生方が論文を出されたところだそうです。
100%にならないのは、ウイルス型が何種類もあり現行のワクチンでは予防できるものがすべての型をカバーしていないためですが
かなりの割合の癌の前段階を予防できていることになります。

HPVワクチンが定期接種化されたとたんに、長く続く全身(注射した局所ではなく)の痛みや精神障害、不随意運動などの報告がされ、
これが注射が原因の副反応なのか、それとは無関係にたまたま発症した疾患なのか証明できないまま
大騒ぎとなり、ばたばたと事実上の接種中止となってしまいました。
この間、WHOではこちらのワクチンは安全であるという宣言を出していたのですが、
新聞記事では副反応として報道したものが399本、WHOの宣言を肯定的なものとして報道したものが43本で
圧倒的にHPV悪という印象が広まってしまいました。

でも、お話を聞いて私自身、ほかのワクチンと比べて、メリット対デメリットがそんなに劣るとは思えませんでした。
年間3000例の死亡を原因の劇的に減らすのと、5万例に一例の重篤な有害事象、どちらも当事者になれば重いものではありますが、
全体としてとらえれば、ワクチンを行う方に軍配を上げたいです。
私には娘はいませんが、いたらやはり受けさせておきたいと思った次第です。

今野先生も、いろいろ苦労された感じで再開はなかなか難しいとおっしゃっていましたが
5月の論文をきっかけに、厚労省の英断を仰ぎたいと思います。

10月15日からインフルエンザ予防接種を始めます。

ホームページの冒頭にも案内しましたが、
来週からインフルエンザの予防接種を始めます。

インフルエンザワクチンは去年不足したため、心ならずもお断りしなければならなかった方
(当院にて初めてインフルエンザワクチンを希望された方にご遠慮願いました、本当に申し訳ありませんでした)
もいらっしゃいました。
今年は不足するというお話はあまり出ていないので、大丈夫だとは思っています。

例年お伝えしておりますが、
小学生以下のお子さん以外は、おおむね一回接種で大丈夫ですが、
一回接種の方は10月中にやってしまうと、早すぎてしまうかもしれませんので11月以降をお勧めします。

予防接種は2週間でおおむね抗体が付き、効果が出るようになります。
効果があるのがおおむね3~4か月なので、
B型インフルエンザが流行して、流行が3月まで長引く場合はかかってしまう可能性が高くなってきます。
逆に11月に流行することはまずなく、早くても12月、通常は1月が最も流行する時期なので焦らなくて大丈夫です。

二回接種の方は接種間隔1~4週とされていますが、間隔に余裕があれば二回目は3~4週が望ましいです。

受験生など、3月にも絶対にかかりたくない場合には
さらに接種を送らせて12月にするか、二回接種を考えていただいてもいいかもしれません。

ご質問がある場合には、お問い合わせからメールで送っていただいても結構です。
数日以内には返信します。